政府のテレビ広告などでフリーランスの味方「国民年金基金」を見た方も多いと思います。金融機関などでもポスターが貼っています。筆者の経験値では自営業やフリーランスの方は若いうちから「国民年金基金」に加入して損はないと思っています。もう一つ退職金替わりの「小規模企業共済」も必須だと思います。
国民年金基金は厚生年金に当たる制度
会社員は強制的に国民年金と厚生年金に加入している人も多いと思いますが、残念ながら自営業やフリーランスの場合国民年金のみが強制的な年金制度という欠陥がありました、それでは老後が不安というので政府主導で厚生年金に当たる年金である「国民年金基金」制度を作りました。ただ残念な事に国民年金基金は国民年金と違い強制ではなく任意加入ですので入っていない人自営業者の方も結構いると思います。
若いうちから少し節約してでも国民年金基金に加入しよう
年金制度は若いうちはピンと来ないものです。でも筆者は60歳を過ぎればじわじわとその存在の重要性に気付きました。老婆心ながら若い人に言えるのは、若いうちから高級車の新車を買わずに軽自動車の中古を乗り回したり、飲みにいく回数を減らすなど少し無理して節約してでもそのお金を国民年金と国民年金基金の掛け金にたんまり回すべきです。国民年金基金は25歳位から65歳まで長い間掛けると大きな効果が出ます。国民年金基金は繰り下げ支給制度はありません。なので強制的に65歳からの年金額支給開始となります。その代わり国民年金と制度が違うので国民年金基金の年金額を受給しながら国民年金を繰り下げ支給する事は可能です。65歳になったら国民年金基金の受給開始手続きをして、その代わり国民年金の受給手続きをしなければ良いだけです。簡単でしょ。
「国民年金と国民年金基金と小規模企業共済」を満額入っていているのが当然だと思う位が人生100年時代には丁度良いと思っています。
筆者の国民年金基金の受給額は年間44万円
筆者の25歳頃国民年金基金の制度が始まりました。小心者の筆者は当時から老後の心配をしていたので喜んで加入しました。でも結果的に10年余りしか掛け金を支払う事が出来ませんでした。今から考えれば減額してでも最後まで掛け続けるべきでした。それでも当時としては結構掛け金を支払ったので、2年後の65歳になれば年間44万円受給できるとの封筒が毎年来ます。まあ月3.6万円でも死ぬまで支給されるので良しとしましょう。余談ですが筆者はかなり前に掛け金を停止していたのですっかり国民年金基金の権利が失効していると思っていて「掛け捨てで損をした」と勘違いしていましたので年金が年額44万円支払うとの通知が来た時は腰を抜かしてビックリしたものです。まあ最初から当てにしなければラッキーですものね。
本当は政府が強制徴収しても良いくらいの優秀な制度
これは筆者の個人的な経験から言いますが、厚生年金が強制徴収ならば、自営業やフリーランスの代替制度の国民年金基金も最低限の掛け金額でも強制徴収するべきだと思います。実際国民年金は強制徴収で掛けなければ催促の電話がしつこく来ます。もし国民年金基金が強制徴収ならば筆者は停止せずに掛け続けました。支払いを停止して後悔している人間がここに1人いますので、若い人は強制だと勘違いしてまで満期まで支払い続ける事が老後の生活がらくになるはずです。
「このブログは筆者の個人的な考えをアップしているので正確な情報、考え方ではありません。ご容赦ください」